タイで学んだ女子大生たち――長期フィールド・スタディで生き方が変わる

 

 

 

 

 

 

 

堀 芳枝・波多 真友子・ 恵泉女学園大学体験学習(FS・CSL)委員会 編
A5判/128ページ/本体1600円+税
2016年3月/ISBN 978-4861871344

恵泉女学園大学では、タイに長期フィールドスタディを行っています。
その体験は、学生の人間力を高め、進路や生き方に大きな影響を与えてきました。
本書にはよりすぐりの卒業論文を載せ、学生たちが学びの意義や
現在の仕事に生かされている点などを語ります。
体験学習担当の高校・大学教員の必読書!

2018年12月に恵泉女学園大学の「タイ長期フィールドスタディ」が文部科学省のインターンシップ表彰で選考委員会特別賞を受賞しました。

目次

はじめに                       堀 芳枝

第1章 プログラムの概要と運営体制          堀 芳枝
学校や企業で新たに導入するときに何に注意すればよいか

第2章 生き方が大きく変わった            波多真友子
社会で活躍する学生たちの生の声

第3章 私たちの成果
現地での学びが活かされ、深い考察にあふれた、優れた論文
1 北タイにおける山地民族カレンの結婚観            飯嶋 歩美
2 歴史的環境の保全と地域社会                 蓮見 朱加
3 山地民の文化・伝統の維持とその意義             伊能さくら
4 タイのユーミェンにおける移動の歴史             波多真友子
5 北タイのハンセン病元患者の現状               寺岡久美子
6 チェンマイにおけるストリートチルドレンと児童労働・児童買春 金子 由佳
7 メコン川流域の子どもがかかえる課題             河野有里子
8 ビルマからタイに移動する人々とMae Tao Clinic       吉野  都
9 生産者にとってのフェアトレードコーヒー           藤森  綾
10 有機農業はなぜ継続するのか                 近藤 衣純

あとがき                       波多真友子

恵泉女学園大学の5つの特徴
①伝統ある女性の自立教育・昭和史に名をはせる女性教育者・河合道が創設
②手厚い就職支援・就職決定率91%
③1人ひとりを大切に・ゼミ履修率100% 卒業論文必修
④豊富な体験学習・総プログラム数110、総参加人数1035名
⑤7000㎡の農場12出井の野菜を栽培「いのち」を育む教育

 

編者プロフィール

堀 芳枝(ほり・よしえ)
1968年 埼玉県生まれ
恵泉女学園大学 人文社会学部准教授

波多真友子(はた・まゆこ)
1984年 石川県生まれ
恵泉女学園大学体験学習アシスタントコーディネーター