黒沢大陸著
46版、192ページ 本体1500円+税
ISBN978-4-86187-165-8 C0036、2020年4月
46版、192ページ 本体1500円+税
ISBN978-4-86187-165-8 C0036、2020年4月
コンビニの利用を止めて2年半。さほど不便もなく生活している。壮絶な覚悟でやっているわけではない。暮らしに問題がないから続けられる。スマホも仕事以外は使わない。便利過ぎる生活の「過ぎる」の部分をほんの少しだけ削ぐだけで、いろんな経験ができ、いろんなことを考えられる。
目次
第1章 コンビニ断ち 1 苦労はあまりなし 2 変わった生活、見つけたもの 3 きっかけ 4 コンビニと自分 5 パクス・コンビニーナ 第2章 コンビニはインフラか 1 東大阪から広がった波紋 2 動いたセブン本部 3 オーナーの悲鳴 4 コンビニはインフラというけれど 5 災害時のよりどころか 6 弊害を考える 7 依存とその先
第3章 脱スマホ依存 1 「脱スマホ」への挑戦 2 減スマホ生活を始めてみた 3 インターネットに吸い取られる時間 4 強固になった首輪 5 脱スマホが信頼関係をつくる!? 第4章 便利さで失ったもの 1 脱ストリートビュー 2 GPSに頼らない 3 昔はどうしていた 4 「不便」は会話のきっかけ 5 写真の撮りすぎ 第5章 時間の使い方 1 遅い電車の活かし方・楽しみ方 2 携帯やスマホに毎日二時間 3 便利な道具が時間を奪っていく 4 失われる熟考時間 第6章 見直される「便利すぎる社会」 1 「不便益」を研究する 2 「不便益」の二つの方向 3 深刻化するスマホ依存 4 デジタルデトックス
著者プロフィール
黒沢大陸
朝日新聞大阪本社編集局補佐・書評委員。
1963年長野県生まれ。証券系シンクタンクを経て、1991年に朝日新聞入社。科学部や社会部で国内外の災害現場などを取材。主著『「地震予知」の幻想』(新潮社、2014年)
書評オープン 『2019年12月28日付朝日新聞書評欄、「編集委員の一言」、毎日新聞書評(2020年5月23日)、『ガバナンス』(2020年6月号)、『生活クラブ楽しむカタログ』(2020年7月第二回)、『週刊朝日』(2020年7月3日)、『クーヨン』(20年8月号)で紹介されました。