本体価格=3200円+税、A5判、324ページ
ISBN:978-4-86187-170-2 C3066 3月中旬刊行
良質の堆肥による生きた土が、作物、家畜、そして人びとを健康にする。「有機農業のバイブル」と言われる古典的名著をわかりやすい訳で復刊。土と環境と食べ物と健康への近代農業の弊害が顕著に現れている今日だからこそ、農業者や研究者をはじめ農と食について考える多くの人びとに読み継がれてほしい。今回、手に取りやすい価格で改装版を発行!
第Ⅴ部 結論と課題
第15章 総括
アルバート・ハワード Sir Albert Howard
植物病理学者、農学者。1873年12月8日‐1947年10月20日。1896年からケンブリッジ大学で生物を専攻。農学講師等を経て、1905年から1931年まで、インド政府の帝国経済植物学者、及び1924年からはインドール農業研究所の所長を務めた。インド、中国、日本の伝統的な有機廃棄物を循環させた堆肥づくりと西洋の科学を統合した衛生的で簡便な「インドール式処理法」を提唱、インド、南アフリカ、中南米、アメリカ、豪州など30か国以上に広がった。『農業聖典』(1940年)、『ハワードの有機農業』(原題 Soil and Health 1947年)では、良質の堆肥を入れた生きた土が作物、家畜、そして人びとを健康にすることが明らかにされ、世界の有機農業運動の基礎を築いた。『農業聖典』は有機農業のバイブルとして、今も広く読み継がれている。
特定非営利活動法人 日本有機農業研究会
1971年に一楽照雄の呼びかけで結成された、生産者消費者研究者らが集う、有機農業を進める研究・実践・運動団体。会誌『土と健康』を発行。有機農業全国大会、各種研究会・講座の開催、啓発書の発行、食料自給、生産者と消費者の提携、育苗ネットワークなどの活動をおこなっている。
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