日本有機農業研究学会 編
A5判/216ページ/本体2500円+税
2003年12月/ISBN 978-4906640713
頻発する食と農の問題の解決には、現代フードシステムに従事した農業を見直し、食と農の自立的連携を創り出す必要がある。
目次
食の安全政策のあり方を問う
第Ⅰ部 食の安全政策の再検討
第1章 食の安全政策の戦略的岐路/中島紀一
第2章 食品安全基本法の問題点と有機農業運動/久保田裕子
第3章 農薬取締法改定がもたらしたもの/河村 宏
第4章 リスク論から予防原則へ/天笠啓祐
第Ⅱ部 有機農業技術論の課題と展望
第1章 環境技術の形成試論/宇根 豊
第2章 有機栽培と慣行栽培とでは何が違うのか?/長谷川 浩
第3章 地場産バイオガス技術を活用したまちづくり/桑原 衛
第Ⅲ部 有機農業を研究する
雑草の発生を反映した代かき湿潤土壌の可給態窒素量/岩石真嗣・加藤茂
耕起法と肥料の種類の違いが作物の窒素安定同位対比に与える影響/藤田正雄・藤山静夫
中国における生態農業の展開/吉川成美
有機農産物の商品特性と販売チャネルに関する考察/谷口葉子
<報告>有機栽培野菜の栄養成分/井上駿・有田俊幸・森良子
<報告>日本における有機畜産の技術開発に関する課題と方向性/平野清・小路淳・中西雄二
<資料>日本有機農業学会の活動
あとがき/中島紀一
書評
書評オープン
『農林業問題研究』(第156号・04年12月)で紹介されました。