河野貴代美（お茶の水女子大学教授）編著
A5判／244ページ／本体3000円＋税
2005年6月／ISBN 978-4861870071
※第2515回 日本図書館協会選定図書
女性センターや民間カウンセリングなどの「女性相談」に関する大規模な調査から、日本の第一級の研究者、臨床i家、行政担当者が現状を分析し、次世代の支援システムを構想する。
目次
序 章 女性のメンタルヘルス研究のなりたち
第１節 本研究を始めるにあたって
第２節 本研究の目的
第３節 研究の目標と進め方
第１章 女性のメンタルヘルスとフェミニストカウンセリング
第１節 女性という存在とメンタルヘルスの歴史
第２節 日本における女性のための相談業務の沿革と意義
──フェミニストカウンセリング導入以前の女性関連施設における相談事業
第３節 フェミニストカウンセリングの導入と
「女性センター」における相談事業の変遷
第４節 フェミニストカウンセリングの誕生と活動
第２章 女性のための相談業務のいま
第１節 調査の方法
第２節 相談員のプロフィールと専門性
第３節 電話相談
第４節 相談内容の分類について
第５節 相談者および相談内容の変化について
第６節 大学や研究機関と女性相談施設･機関との協働
第３章 未来への提言ま
第１節 非医療機関における援助についての提言
第２節 地域の社会資源としての女性センター
第３節 カウンセリングの政治学
資料編
あとがき