太田修・朴一・姜誠・鄭夏美・鄭雅英・呉文淑・綛谷智雄・
藤永壯・半月城・高吉美 著
四六判/256ページ/本体1500円+税
2006年5月/ISBN 978-4861870231
『マンガ嫌韓流』の構成にそって9章からなる具体的な反論を展開。
誇張、歪曲、捏造が「嫌韓」ムードを煽り、「韓流」から芽生えつつある両民族の親睦を裂く。
不毛な「嫌韓」「反日」にストップを。
第1話 W杯サッカー史に新たなページを加えた日韓大会──姜 誠
〔検証〕「日韓共催ワールドカップの裏側」
第2話 「補償問題」は解決したのか?──太田修
〔検証〕「戦後補償問題」
第3話 在日コリアンへの誤解と偏見の増幅を斬る!──朴 一
〔検証〕「在日韓国・朝鮮人の来歴」
第4話 文化交流を阻む無理解と非友好的心性──鄭夏美
〔検証〕「日本文化を盗む韓国」
第5話 差別排外主義を煽り立てる『マンガ嫌韓流』とマスメディアの真の問題 ──鄭雅英
〔検証〕「反日マスコミの脅威」
第6話 間違いだらけのハングル「講釈」と植民地美化──呉文淑
〔検証〕「ハングルと韓国人」
第7話 外国籍住民への排除と同化の圧力──綛谷智雄
〔検証〕「外国人参政権の問題」
第8話 「植民地支配は絶対悪」という真理──藤永壯
〔検証〕「日韓併合の真実」
第9話 竹島=独島の知られざる歴史──半月城
〔検証〕「日本領侵略──竹島問題」
特別編 『冬のソナタ』がくれたもの──高吉美
エピローグ 「嫌韓」「反日」から「好韓」「知日」へ──
書評オープン 『週刊現代』(2006年6月24日号より) 『週刊現代』(06年5月22日)、『朝鮮新報』(06年5月24日)、『イオ』(06年7月号)、『自然と人間』(06年7月号)、『ダ・カーポ』(06年8月2日)、『論座』(06年8月5日)、『東京新聞』(06年9月8日)、『週刊金曜日』(06年)で、紹介されました。
……本書の論者たちはみな、実に丁寧かつ誠実にマンガの「デタラメ」さにひとつひとつ反論を加えながらも、憎しみではなく、あくまでも「理解」の大切を力説してやまない。そこに真摯な誠実さを読み取ることができるはずだ。