日本有機農業学会 編
A5判/280ページ/本体2500円+税
2007年12月/ISBN 978-4861870446
有機農業推進法が新たに制定され、日本の農業政策は大きく変わる。最大の課題である有機農業技術開発の現状と今後のあり方について、第一人者たちが検討した。
目次
第Ⅰ部 有機農業の技術開発をどう進めるか
第1章 有機農業推進法の施行と有機農業技術開発の戦略課題/中島紀一
第2章 代替資材依存型技術から本物の有機農業技術の確立へ/ 西村和雄
第3章 低投入・安定型の栽培へ/明峯哲夫
第4章 草に言づてできる有機農業を/宇根豊
第5章 有機農業に適応した品種の育成/生井兵治
第6章 土壌管理技術の課題/西尾道徳
第7章 自然の仕組みを活かした土づくりと栽培方法/木嶋利男
<調査報告>地域の自然に根ざした安定系としての有機農業の確立/鈴木麻衣子・中島紀一・長谷川浩
第Ⅱ部 有機農業を研究する
三重県を中心とする生ごみ堆肥化活動の到達点と住民参加の実態/波夛野豪
雑草の生えにくい土の状態-総合的水田雑草管理における施肥の影響/岩石真嗣
雨よけハウスを利用したコマツナ無農薬周年栽培を安定化させる
技術体系の導入効果と課題/尾島一史・長坂幸吉ほか
有機農業の産消提携における消費者類型―地域環境派と食の安全派/金氣興
<研究ノート>サトウキビ栽培における赤土流出防止技術の体系化の試論/佐藤剛史・坂井教郎
<研究動向>有機農業技術開発研究の方法論をめぐって/長谷川浩