サカイ優佳子(フードコンサルタント)・田平恵美 著
B5変形版/88ページ(カラー72ページ)/本体1500円+税
2008年8月/ISBN 978-4861870545
※第2655回 日本図書館協会選定図書
米粉の用途はパンやお菓子だけじゃない!
揚げる、炒める、煮込む…多くの料理にフィット。ヘルシーで美味しくて簡単で、
おかずのレパートリーが広がり、安全で、安くて、おいしくて、自給率アップにも貢献。
市販の上新粉でOKです。
プロローグ 米粉は万能選手
Ⅰ 小麦粉・片栗粉の代わりに
●揚げる
豚の中華風米粉揚げ、インドネシア風人参とモヤシのかき揚げ、ジャガイモのクリスピーフライ
●焼く
アジの蒲焼き、カジキマグロのインド風スパイス焼き
●煮る
キノコのクリームスープ、鶏肉のツルンと煮柚子コショウ添え
●とろみづけ
広東風海老と卵の炒め物、サツマイモと豚ひき肉の中華あん
●オーブンで焼く
白菜とブルーチーズのドリア、はさみ焼きトンカツ鷲頭
Ⅱ 基本を覚えて変幻自在
●丸めて
基本の豆腐&米粉団子(まんまる)
まんまるのトマトソース、カブとまんまるのアボカド炒め、まんまるの韓国風炒め、まんまると根菜の汁物
●平らにして
コメティーヤ
まきまきパーティー、チキンロールのジンジャーソース、チャーシュー、
スモークサーモン&アボガド&サワークリーム、パーティーデザート
Ⅲ いろいろな料理を楽しもう
米粉のチヂミ、豚肉とイカゲソの香港風蒸し物、モロッコロール、焼きナスのエスニックだれ
ソーセージとマッシュルームのゴロンゴロン、ジャガイモと米粉のアリゴ風、タコのスペイン風煮込み、
豆とチーズのスティック、スパイシー・デコボコ・ボール、白ごまたっぷり鶏団子、
カリフラワーと鶏ひき肉のとろりあん
Ⅳ デザート
ナガサリ(インドネシア風ココナッツミルクとバナナの蒸し菓子)、ヨーグルトスコーン、
お気楽マフィン、餅粉のポンデケージョ、きなこと餅粉のケーキ、米粉のエスニック茶巾、
ドライドトマト入りワインビスケット、パンケーキ
もっと、もっと、お米
おわりに
「米粉食堂へようこそ」30Pで紹介している“まんまる”を揚げた場合、条件によっては破裂して怪我をする可能性がある事がわかりました。ドーナツなどの揚げ菓子の破裂、爆発の危険性はすでに問題になっており、この場合は、粉の他に砂糖とベーキングパウダーを一定量以上入れないと、内部の水分の逃げ道がなくなり水蒸気となって急激に体積を増えることで破裂・爆発するということのようです。
今回のように豆腐と混ぜた状態でも、同様の現象が起こる可能性があることに気づかず、温度や揚げ時間などの注意書きもないままに掲載してしまったことを、著者としてたいへん申し訳なく思っており、お詫びいたします。現在、破裂する場合の条件や状況を調査していますが、どういった状況であれば安全なのか、まだはっきりしておりません。現時点では、まんまるは揚げずに、茹でて召し上がっていただくようにお願いいたします。詳しいことがわかりしだい、あらためてお知らせいたします。(2009年7月1日)
書評オープン 『読売新聞』(2008年8月8日より) ◆テレビ東京系列「レディス4」(2009年1月19日放送)で大きく取り上げられました! 著者2人が出演し、1時間にわたって料理を作ったんです。 『読売新聞』(08年8月8日)、『日本農業新聞』(08年8月25日)、『月刊クーヨン』(08年10月号)、『埼玉新聞』(08年9月2日)、『ふぇみん』(08年9月25日)、『女性のひろば』(08年11月号)、『技術と普及』(08年10月)、『百歳元気新聞』(08年10月10日)、『チルチンびと』(09年1月号)で紹介されました。
パンや和菓子の材料に使われることが多い米粉。料理研究科の著者2人は、新たに家庭のおかずとしてスープやドリアなど約40種類のレシピを紹介する。揚げ物をカリッと仕上げるなど、米粉の食感を生かしながら様々な料理に活用して楽しめる。
紹介したのは、まず、まんまる(米子団子という名前で)根菜汁、韓国風炒め。天ぷら2種(エビとさつまいも)は、レポーターさんが食べているときの音がよく入っていたのでアピール、バツグン。それに、ホワイトシチュー(具は鮭と玉葱、椎茸、小松菜)とコメティーヤです。