超エコ生活モード――快にして適に生きる

小林孝信
A5判/104ページ/本体価格1400円+税
2011年9月/ISBN-10: 4861870852/ISBN-13: 978-4861870859

日本のみなさんへ
いまどきの日本で電気に頼らない生活やっています。

エアコンもない、暖房もない、テレビもケータイもクルマもない
1ヶ月の電気代は約1200円
そんな暮らしを40年……

便利さと物質的豊かさばかりを追い求めてきた日本人の生活スタイルと
対極にある著者の生き方にきっとこれからの日本のめざす方向が見つかるはず

さぁ、エコとココロとカラダに快適なライフスタイルへ切り替えましょう!

 

目次

はじめの一歩

超エコ生活モード(SELM)とは

Ⅰ いま若い人びとへ
1 楽しかったあのころ
2 しっかり味わい、よく歩く
3 クルマはほどほどに
4 自動販売機さん、さようなら
5 便利さの裏側
6 自分の頭で考えよう

Ⅱ わたしの超エコ生活モード
1 テレビは見ない、クルマは乗らない、自動販売機は使わない
2 45年間の生活スタイル
3 クルマと自動販売機とテレビの悪循環を絶つ
4 人類を滅ぼす核と原発
5 貪欲からの離脱
6 超エコ生活モード的快楽
7 みんな仲よく、みんな楽しく

【付録1】超エコ生活モードが注目する活動

【付録2】超エコ生活モードがおすすめする本

おわりの一歩

若者によるあとがき

 

著者プロフィール

小林孝信(コーシンジャー)
1948年、富山県に生まれる。1970年初めから2009年まで、経済協力団体に勤務。1972年から同団体の労働組合に加入し、70年代なかごろからアジア太平洋資料センター(PARC)の活動に参加。1990年代なかごろからは、松戸市民ネットワークが発行する月刊誌『たんぽぽ』編集委員。1960年代末から超エコ生活モード(SELM)を試行中。

<編集協力者プロフィール>
島田充啓(シマッチ)
1986年、埼玉県に生まれる。学生時代に飲食店などのアルバイトで、ごみを大量に出し続ける社会や、お金中心の仕事環境に疑問を感じ、社会人になることに戸惑う。若いときの完成はお金よりも大切と考え、アジア太平洋資料センター(PARC)自由学校を2年間受講。社会問題を幅広く知り、現在は介護の仕事をしながら、自分で納得のいく暮らしを送れるように、日々奮闘中。

 

書評

 

書評オープン

節電を心がけても限度があるように思う昨今、著者は、1960年代末から超エコ生活モード(SELM=Super Ecological Lifestyle Mode)に努める。1ヶ月の電気代は訳1200円。1967年以来、電気製品の購入と利用を極力控え、次の事柄を心がけてきた。

▽冷暖房を使わない(1967年~)
▽電気炊飯器を使わず、土鍋とガスで炊事する(1981年~。当初は鍋料理だけ、1990年代以降は炊飯にも利用)
▽電気掃除機を使わない(1999年~)


・・・中略・・・


「資源とエネルギーを電力に変換しなければ便利な生活が送れないという強迫観念から自由になりましょう。電力の使用は、通信やIT技術などのように電力以外ではどうにもならない場合に徐々に限っていくべきです」。
本書は自らと周辺を点検し、過剰を求めず、満足するためのテキストとも言える。子どもたちに向けた第1部と、大人たちにも問いかける第2部の構成で読みやすい。・・・略

『キリスト新聞』(2011年10月8日)


『朝日新聞』(「5アンペア生活」記事中 2012年7月26日、12月28日)、『朝日新聞(be青)』(早川幸子さんの「お金のミカタ」記事中 2013年7月27日)『キリスト新聞』(2011年10月8日)、『日刊ゲンダイ』(2011年10月27日)、『ガバナンス』(2011年11月号)などで紹介されました。