江原絢子・近藤惠津子著、永野佳世写真
A5変型判/108ページ/本体価格1700円+税
2011年11月/ISBN-10: 4861870860/ISBN-13: 978-4861870866
江戸時代の20の料理書から、
ふだんのおかずからおもてなしに使えるものまで77のメニューをわかりやすく再現!
野菜・大豆・魚を中心とした、
油や砂糖が少ないヘルシーなレシピがいま新しい!
ご飯や汁物のバリエーションが豊かで、調理は意外にカンタン。
食材を無駄にしないライフスタイルも取り入れてみませんか!
◆江戸料理書のアイデアを現代に
◆江戸の食事の形を日々の食卓に
◆江戸時代の料理書・菓子書
◆調理の基本と下準備
◆食材の切り方いろいろ
◇春の食卓
◇夏の食卓
◇秋の食卓
◇冬の食卓
【ご飯】
桜飯、大豆(まめ)飯、利休飯、こしょう飯、
骨董(ごもく)飯、雪花菜(きらず)飯…など
【汁物】
須弥山(しゅみせん)汁、すり流し豆腐、
黒染(くろぞめ)豆腐汁、大根雪汁…など
【主菜】
すずめ焼き、阿蘭陀(おらんだ)なます、
蝋(ろう)焼き海老、たたき豆腐、磯菜卵…など
【副菜・漬物】
ズズヘイいも、大根ずし、干しずいきのごま和え
霰(あられ)いかの梅肉和え、菊花ひたし…など
【菓子】
蒸し羊羹(ようかん)、ごぼう餅、うずら焼き、
すすり団子、はす餅、けんぴん、かすてらいも…など
◆江戸の食に学ぼう
江原絢子(えはら・あやこ)
東京家政学院大学名誉教授・客員教授。専門:食文化・食教育史。
主著:『日本の食文化史年表』(共編、吉川弘文館、2011年)、『日本食物史』(共著、吉川弘文館、2009年)、『近代料理書の世界』(共著、ドメス出版、2008年)
近藤惠津子(こんどう・えつこ)
多摩南生活クラブ生協理事長、生活クラブ生協・東京副理事長を経て、現在NPO法人コミュニティスクール・まちデザイン理事長。
主著:『わたしと地球がつながる食農共育』(コモンズ、2006年)、『食べ方で地球が変わる――フードマイレージと食・農・環境』(共著、創森社、2007年)
書評オープン 江戸時代には、豆腐や甘藷(かんしょ)などの料理100種を集めた「百珍物」など、料理書が数多く書かれた。当時の食卓を現代風にアレンジし、「江戸ごはん」として提案。野菜、イモ類、大豆加工品、魚介類中心で、油や砂糖が少ないヘルシーな料理が多い。コショウやサンショウ、ワサビなどでおいしさを工夫し、乾物も上手に活用する。ご飯、汁物、主菜など77品目が掲載され、秋の食卓では「里芋飯」「すり流し豆腐」「阿蘭陀(オランダ)なます」「のっぺい」などが紹介されている。 『毎日新聞』(11年11月22日) 「毎日新聞」(11年11月22日)、「日本農業新聞」(11年11月23日)、「食べもの文化」(12年2月号)、「クーヨン」(12年2月号)、「学校給食」(12年2月号)、「女性のひろば」(12年3月号)、「伝統食だより」(13年1月15日)で紹介されました。
『家庭科』(全国家庭科教育協会、平成24年度1号)の巻頭に、近藤惠津子さんの記事「江戸のエコを現代の食に」が掲載。