農力検定テキスト

金子美登・塩見直紀ほか著
都市生活者の農力向上委員会 監修
B5判/114ページ/本体価格1700円+税
2012年7月/ISBN: 978-4861870934

都市生活者には、もっと「農力」が必要だ!

都市で急速に農への関心が深まっています。一説では、市民農園愛好者は二〇〇万人です。
格差が広がり、グローバリゼーションが加速されるなかで、持続可能な社会をどう創りだしていけるのか。
その第一歩は、誰もが耕すことから始まります。
この本はこれから始める農力検定に向けてのテキストであり、一からわかる、農薬や化学肥料に依存しない野菜作りの指南書です。

 

目次


プロローグ いまなぜ農力検定なのか 都市生活者の農力向上委員会


第1章 キッチン農力検定 ベターホーム協会


第2章 ベランダ農力検定 竹本亮太郎


第3章 市民農園農力検定 新田穂高


第4章 半農半X的農力検定 塩見直紀


第5章 有機自給農力検定 金子美登


第6章 コミュニティ式農力検定 大和田順子


第7章 サバイバル農力検定 吉田太郎


エピローグ 本当の豊かさと幸せを取り戻そう 金子美登


農力検定模擬テスト 基礎編


あとがき

著者プロフィール

ベターホーム協会(第1章)

1963年創立。「日本の家庭料理の継承」と「心豊かな質の高い暮らし」をめざし、料理教室の開催や出版活動を行う。食料自給率アップをめざした「食べもの大切運動」も提唱し、その一貫として『今日から育てるキッチン菜園読本』を2009年、『キッチン菜園ノート』を2011年に、それぞれ発行した。

竹本亮太郎(第2章)
1982年生まれ。株式会社キュアリンクゼネラルマネージャー、いろは庭苑事務所代表。>

新田穂高(第3章)
1963年生まれ。フリーライター。主著=『今から始める自転車生活』(山と渓谷社、2004年)、『楽しいぞ!ひと昔前の暮らしかた』(岩波書店、2005年)、『家族で楽しむ自給自足』(文化出版局、2006年)、『自転車で行こう』(岩波書店、2011年)。>

塩見直紀(第4章)
1965年生まれ。半農半X研究所代表。主著=『綾部発 半農半Xな人生の歩き方88――自分探しの時代を生きるためのメッセージ』(遊タイム出版、2007年)、『半農半Xの種を播く――やりたい仕事も、農ある暮らしも』(共編著、コモンズ、2007年)、『自給再考――グローバリゼーションの次は何か』(共著、農山漁村文化協会、2008年)、『半農半Xという生き方実践編』(半農半Xパブリッシング、2012年)。>

金子美登(第5章、エピローグ)
1948年生まれ。霜里農場主宰、全国有機農業推進協議会代表。主著=『イラストでわかる有機自給菜園』(家の光協会、2010年)、『有機農業の技術と考え方』(共編著、コモンズ、2010年)、『有機・無農薬でできる野菜づくり大事典』(成美堂出版、2012年)、『新版 絵とき金子さんちの有機家庭菜園』(家の光協会、2012年)。>

大和田順子(第6章)
サステナブルコミュニティ・プロデューサー、一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス共同代表。主著=『ロハスビジネス』(共著、朝日新書、2008年)、『アグリ・コミュニティビジネス――農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会』(学芸出版社、2011年)、『クリエイティブ・コミュニティ・デザイン――関わり、つくり、巻き込もう』(共著、フィルムアート社、2012年)>

吉田太郎(第7章)
1961年生まれ。地方自治体職員。主著=『有機農業が国を変えた――小さなキューバの大きな実験』(コモンズ、2002年)、『「没落先進国」キューバを日本が手本にしたいわけ』(築地書館、2009年)、『知らなきゃヤバイ!“食料自給率40%”が意味する日本の危機』(日刊工業新聞社、2010年)、『「防災大国」キューバに世界が注目するわけ』(共著、築地書館、2011年)>

西村ユタカ(コラム)
1960年生まれ。持続可能な生活を考える会主宰、都市生活者の農力向上委員会代表理事。>

一般社団法人都市生活者の農力向上委員会(監修)
〒145-0062 東京都大田区北千束3-11-11持続可能な生活を考える会内
公式サイト http://www.reculti.org/

 

書評

 

『日本経済新聞』(12年8月22日)、『日本農業新聞』(12年7月29日)、『マイECO』(毎日新聞社、12年8月号)、『食べもの文化』(12年10月号)、『ガバナンス』12年8月号、『ふぇみん』(12年9月25日)紹介されました。