佐藤行衛
B6判/252ページ(カラー24ページ)/本体価格1500円+税
2013年10月/ISBN-13: 978-4-86187-105-4
韓流も韓国料理も、日本人の日常になった。
でも、韓国でふつうの人が食べている料理はまだまだ知られていないし、奥が深い。
ソウルを熟知した著者が韓国B級グルメを徹底紹介。
食の向こうに暮らしと文化が見えてくる。
2013年10月31日(木)、芳林堂書店高田馬場店にて、佐藤行衛×門間貴志のトークイベント
「韓式B級グルメ――韓国を食べる・語る・歌う」が開催されました!
韓国全図
本書に登場するソウル市の飲食店地図
ソウル市地下鉄路線図
はじめに
第1食 韓式屋台を極める
1 韓国屋台の王様 トッポッキ
2 日本とは大違い オデン
3 グロテスクだけど美味しい スンデ
4 韓国風てんぷら ティギム
5 超ポピュラー キムパプ
6 さひかえめ オクスス
7 手軽な朝食 トースト
8 おやきに似たスィーツ ホットク
9 屋台ならではの新しいジャンクフード ケランパン
10 ポジャンマチャにいざ出陣
第2食 やっぱりお肉から!
1 焼肉といえば 牛肉
2 庶民の味方 豚肉
3 サムゲタンだけじゃない 鶏肉
4 ホルモン大国
5 例の肉の話 犬肉
第3食 魚介類!海産物天国
1 お刺身 in 韓国
2 スケトウダラ ア・ラ・カルト
3 愛される大衆魚 サバ、サンマ、ハタハタ、イシモチ
4 人気の軟体動物 タコとイカ
5 貝づくしの巻
6 馬山名物 アンコウ
7 ご飯泥棒 ワタリガニ
8 ぬるぬるの美味い連中 ウナギ、ドジョウ、ナマズ、雷魚
9 豪快でダイナミックな鍋 フグ
10 海藻もよく食べる 海苔とワカメ
11 韓国も捕鯨国だった! 鯨
第4食 ヘルシー料理大集合
1 懐かしい味 麦飯定食
2 ヘルシー・フードNo.1 豆腐料理
3 バラエティ豊かな お粥
4 健康食品 禅食と葛の根
5 ベジタリアンのために 野菜いろいろ
6 食卓に欠かせない キムチ
第5食 麺~大好き!
1 冷麺の歴史を紐解く
2 韓国独自の麺 ククス
3 国民食となった韓国式 中華麺
第6食 コリアン・ジャンクフード
1 インスタント・ラーメンの国
2 弁当だって混ぜるのだ トシラク
3 伝統的ジャンクフード ポンデギとソラ
第7食 韓国酒事情
1 これぞ国民酒 焼酎
2 日本でも大人気 マッコルリ
3 オールモルト登場 ビール
4 種類いろいろ 伝統酒など
5 安上がりの大宴会 コンビニ飲み
第8食 韓国ローカル料理
1 美味い、凄い、珍しい 全羅南道
2 釜山だけのB級グルメ
3 豚と馬と海鮮と 済州島
第9食 世界の料理 in コリア
1 料理で世界一周 梨泰院散策
2 中華料理とも韓国料理とも違う 朝鮮族料理
3 異国の中の異国 ウズベキスタン料理
4 郷に入れば郷に従え 日本料理(居酒屋)
あとがき
本書に登場する飲食店一覧
佐藤行衛(さとう・ゆきえ)
1963年生まれ。韓国在住のミュージシャン&フードライター。
韓国の食、ソウルの屋台にも精通。
ロックバンド“コプチャンチョンゴル(韓国語で“モツ鍋”の意味)”を率いて、1999年日本人バンドとして初の韓国正式デビューを飾る。
1st『アンニョンハシむニカ?』(1999年)、2nd『Dance with Me』(2011年)、3rd『クナルンオルコヤ』(2013年)、ソロ『サランスロウン クデ』(2009年)などのCDを発表。
さらにパフォーマンスや舞踏の音楽、映画音楽、ミュージカルの(俳優兼)音楽監督としても幅広く活躍。
共著に『コリアンスタイル――隣国の隣人から見えること、学べること』(光文社、2002年)、『リアル韓国』(山と渓谷社、2005年)など。
韓国音楽と韓国料理ライターとして、日韓の雑誌でコラムも執筆。
書評オープン 羽田から1時間余りの韓国。訪ねると歴史認識をはじめ、食や暮らしの文化・作法が随分異なることに改めて驚く。そんな隣国で日本人ロックバンドとして活躍を続ける著者が、ソウルの屋台などで知られざる韓式B級グルメの魅力を語る。旅のお供にお勧めの一冊。食を通じて隣人の素顔が見えてくる。 『毎日新聞』(13年10月29日) 「毎日新聞」(13年10月29日)、「統一日報」(13年11月20日)などで紹介されました。