A5判/64ページ/本体700円+税
2016年3月/ISBN 978-4861871351
立憲民主主義、市民の力による民主主義を
国会の内外で追求してきた政治家と研究者・ジャーナリストの対談集。
右傾化を強めるアベ政治に歯止めをかけ、
格差の解消と、誰もが共に生きられる社会を目指す。
市民の力で日本の右傾化を止める 杉田 淳×大河原雅子
世界に広がる排外主義
有権者の行動が変化した
急激に進む経済・研究の軍事化
個人の意志で動く強さ
右傾化からの脱却――民主主義をつくる 中野晃一×大河原雅子
「新右派連合」はどのように生まれたか
官僚組織と財界の変化
対米従属の矛盾と市民社会との連携
リベラル左派連合再生の条件
食と農のつながりから希望ある地域をつくる 大江正章×大河原雅子
若者の田園回帰―農山漁村地域への移住
生活者が求める有機農業こそ「強い」農業
食 と農を貧困対策・教育政策の一つと捉える
大河原 雅子(おおかわら・まさこ)
1953年生まれ。
国際基督教大学卒業、立憲民主党所属の衆議院議員。東京都会議員(1993~2002年)、参議院議員(2007~12年)を歴任。現在、リベラル市民政治研究所代表、自治体議員立憲ネットワーク顧問。
杉田 敦(すぎた・あつし)
1959年生まれ。法政大学法学部教授、専攻は政治理論。
主著『政治への想像力』(岩波書店、2009年)、『政治的思考』(岩波新書、2013年)。
中野 晃一(なかの・こういち)
1970年生まれ。上智大学国際教養学部教授。専門は比較政治学、日本政治、政治思想。
主著『右傾化する日本政治』(岩波新書、2015年)、『戦後日本の国家保守主義――内務・自治官僚の軌跡』(岩波書店、2013年)。
大江 正章(おおえ・ただあき)
1957年生まれ。ジャーナリスト、アジア太平洋資料センター共同代表。
主著『地域の力――食・農・まちづくり』(岩波新書、2008年)、『地域に希望あり――まち・人・仕事を創る』(岩波新書、2015年)
書評オープン 「参加システム」(16年5月号)などで紹介されました。