有機農業をはじめよう!――研修から営農開始まで

有機農業参入促進協議会 監修、
涌井義郎・藤田正雄・吉野隆子・大江正章 著
A5判/160ページ/本体価格1800円+税/
2019年2月/ISBN978-4-86187-155-9 C0061


有機農業や田舎暮らしに興味を持ち始めた人から、
有機農業で生きていこうと考える人や研修を始めた人にまで参考となるマニュアル。
有機農業の考え方・技術・営農、就農にあたって必要なこと、
地域との接し方・溶け込み方などを、新規就農者育成のプロが教える。
各地の先輩たちの事例も!

 

目次


第1章 有機農業が求められている理由
日本と世界の有機農業
環境を守る有機農業


第2章 有機農業の考え方・技術・営農
有機農業とは何か
有機農業の技術
有機農業の営農


第3章 有機農業はこうして学ぼう
有機農業をどこで学ぶか
就農する前に考えること
自分に合った研修先の探し方と研修中の心得


第4章 就農にあたって必要なこと
さまざまな販路の見つけ方と販路の長所・短所
就農に関わる各種制度の活用方法と相談先
営農計画の立て方
農地・家の探し方と地域とのつながり


第5章 先輩新規就農者たちの営農と生き方


第6章 研修生をどう受け入れればよいか 研修受け入れ農家に求められること
自治体行政の対応―積極的な受け入れが地域を元気にする


エピローグ 有機農業をはじめる人へ

 

著者プロフィール

涌井義郎
1961年生まれ。 鯉淵学園農業栄養専門学校で、30年間野菜の栽培技術科目を担当。2011年に研修農場「あした有機農園」を開設。新規就農者の育成や有機農業の普及活動を行っている。 共著『解説日本の有機農法』(筑波書房)など。

書評

書評オープン

現在、農業の新規参入者は急増しており、その多くが有機農業を志向しているという。そうした新規参入希望者のニーズに応える初めてのテキストだ。監修者の有機農業参入促進協議会は、農水省の有機農業推進事業を活用して、新規参入者、自治体、JA、受け入れ農家向けに毎年、小冊子を発行してきた。本書はそれをまとめるとともに、大幅に加筆している。有機農業がなぜ求められるのか、考え方、技術、営農の基礎知識、どこで学べるかなどを整理した一冊となっている。

『日本農業新聞』(2019年6月2日)


NEWSつくば「コラム・先﨑千尋」《邑から日本を見る》 34 涌井義郎さんらの本『有機農業をはじめよう!』(2019年2月25日)、日本農業新聞(2019年6月2日)、『技術と普及』(2019年7月号、第56号)、『土と健康』(2019年7月号)、日本農業新聞の農文協・農業書センター売れ筋情報(2020年6月14日)で紹介されました。